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何
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いずれ
ふりがな文庫
“
何
(
いずれ
)” の例文
しかしそれは働くための身なりである。
何
(
いずれ
)
も必要から発した品々に過ぎない。誰がこれを定めたのか、いつの時代から始まったのか。
陸中雑記
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
その
何人
(
なんぴと
)
の手になり、また
何
(
いずれ
)
の辺より出でたる云々の詮索は、無益の論なりとの説もあらんなれども、
鄙見
(
ひけん
)
をもってすれば決して然らず。
読倫理教科書
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
未死の幽魂、尋ねんと欲するも、今
何
(
いずれ
)
の処にかある。請う、
吾人
(
ごじん
)
をして彼を
九原
(
きゅうげん
)
の下より起し、少しく彼に
就
(
つ
)
いて語らしめよ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
『尾張名所図会』に言う所の博学多材の学者鷲津幽林は
即
(
すなわち
)
この幸八である。わたくしの見た鷲津氏系譜は
何
(
いずれ
)
の時
何人
(
なんぴと
)
の作ったものかを
詳
(
つまびらか
)
にしない。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
而
(
しこう
)
して露国またその
虚
(
きょ
)
に
乗
(
じょう
)
ぜんとす。その
危機
(
きき
)
実に
一髪
(
いっぱつ
)
と
謂
(
い
)
わざるべからず。
若
(
も
)
し幕府にして
戦端
(
せんたん
)
を開かば、その
底止
(
ていし
)
するところ
何
(
いずれ
)
の
辺
(
へん
)
に在るべき。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
▼ もっと見る
お政は児を
負
(
お
)
うて彼に
先
(
さきだ
)
ち、お露は彼に残されて児を負う。
何
(
いず
)
れか不幸、
何
(
いずれ
)
か悲惨。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
諸士は偏へに老武者が
壮士
(
わかもの
)
を励ます為の繰言とのみ思ひて、
何
(
いずれ
)
も遠藤殿の仰せらるる迄もなし、我々も明日の軍に討死して、栄名を後世に伝ふべきにて候ふと答へしかば、喜右衛門尉も悦び
姉川合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その主客の
何
(
いずれ
)
の辺にあるか、今日においてこれを
揣摩
(
しま
)
する
能
(
あた
)
わざれども、彼は確かに将軍家定の知遇に感激し、一死を以てこれに酬いんと欲したり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
家慈
輿中
(
よちゅう
)
ヨリコレヲ
覰
(
うかが
)
ツテ
欷歔
(
ききょ
)
ス。小弟
懐
(
ふところ
)
ニアリ
呱呱
(
ここ
)
乳ヲ
索
(
もと
)
ム。余モマタ家慈ニ向ツテ
頻
(
しきり
)
ニ
阿爺
(
あや
)
ニ
見
(
まみ
)
ユルコト
何
(
いずれ
)
ノ日ニアルヤヲ問フ。シカモソノ幽囚ニアルヲ知ラザル也。至レバ
則
(
すなわ
)
チ老屋一宇。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それ封建世襲の社会において、いわゆる天民の秀傑なる智勇弁力あるもの、
何
(
いずれ
)
の地に向ってその
驥足
(
きそく
)
を伸べんとする。「株」を買わんか、養子に行かんか、
賄賂
(
わいろ
)
によりて身を立てんか。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“何”の解説
何(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。
(出典:Wikipedia)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“何”を含む語句
何処
如何
何方
何故
何人
何時
何所
幾何
奈何
何樣
何程
何様
何日
何處
何事
如何様
何家
何分
何等
何者
...