“驥足”の読み方と例文
読み方割合
きそく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金万かねまんの若旦那実は敏腕家だけれど、差当り親父が頑張っているから、驥足きそくのばすことが出来ない。猫のようになって、爪をかくしている。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そうして長年の留守にたくわえておいてくれた物が、兵糧倉、武器倉に、国守るほどはあって、他日の驥足きそくをのばすことが出来たのだった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人民にしていかにその驥足きそくを伸ばさんとするもあにそれ得べけんや。ゆえに政府のほかに力を致すの余地は寸毫すんごうも存せざるなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)