“驥蝱”の読み方と例文
読み方割合
きばう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行は霞亭、凹巷、敬軒、子文の四人である。子文は茶山集、驥蝱きばう日記等にも見えてゐる人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
西村は「子譲初欲自書栄公事、顧命予其撰」と云つてゐる。西村維祺は或は驥蝱きばう日記の西村子賛しさんではなからうか。此篇は霞亭の世系を説くこと、墓誌に比すればやゝ詳である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
十二月には霞亭が舟を柳橋にやとうて、墨田川に遊んだ。同遊者には河崎敬軒があつた。又池隣哉ちりんさいと云ふものがあつた。河崎は十二年の後、菅茶山と共に西帰して、驥蝱きばう日記を著した人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)