“驥尾”の読み方と例文
読み方割合
きび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おききとどけ下さらば、覚明は、今日をもって、誕生の一歳とおもい、お師の驥尾きびに附いて、大願の道へあゆみたいと存ずるのでござる
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伯夷はくい叔齊しゆくせいけんなりといへども、(七三)夫子ふうし益〻ますますあらはれ、顏淵がんえん篤學とくがくなりといへども、(七四)驥尾きびしておこなひ益〻ますますあらはる。
下寺町の広沢八助に入門し、校長の驥尾きびに附して、日本橋筋五丁目の裏長屋に住む浄瑠璃本写本師、毛利金助に稽古本を註文したりなどした。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)