“きそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
規則40.7%
驥足35.2%
気息13.0%
来損3.7%
几側1.9%
欹側1.9%
窺測1.9%
覊束1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべて、海上(かいじやう)の規則(きそく)では、船(ふね)の出港(しゆつかう)の十分(ぷん)乃至(ないし)十五分(ふん)前(まへ)に、船中(せんちう)を布(ふ)れ廻(まは)る銅鑼(どら)の響(ひゞき)の聽(きこ)ゆると共(とも)に本船(ほんせん)を立去(たちさ)らねばならぬのである。
そうして長年の留守に蓄(たくわ)えておいてくれた物が、兵糧倉、武器倉に、国守るほどはあって、他日の驥足(きそく)をのばすことが出来たのだった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実は、かの女たちの心のおくにも、追いつめられて奄々(えんえん)たる気息(きそく)の貞操はまだ生きていた。男に切り売りしているものは貞操ではない。
汽車で着いた明日(あくるひ)平岡と一所に来(く)る筈であつたけれども、つい気分が悪(わる)いので、来損(きそく)なつて仕舞つて、それからは一人(ひとり)でなくつては来(く)る機会がないので、つい出(で)ずにゐたが、今日(けふ)は丁度
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
或は我等の几側(きそく)に侍せしめ、講釈を聞かせてやるに足るものも存外少からざらん乎。と言へば大言壮語するに似たれど、兎(と)に角(かく)彼等を冷眼に見るは衛生上にも幾分か必要なるべし。
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
意気の俊邁(しゅんまい)なるに至っては、互(たがい)に相(あい)遜(ゆず)らずと雖(いえど)も、正学先生(せいがくせんせい)の詩は竟(つい)に是れ正学先生の詩にして、其の帰趣(きしゅ)を考うるに、毎(つね)に正々堂々の大道に合せんことを欲し、絶えて欹側(きそく)詭詖(きひ)の言を為(な)さず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その無心の域(さかひ)に入れりとすべきは、生涯の中(うち)に幾日もあらず。誰か能(よ)く快楽と苦痛の覊束(きそく)を脱離し得たるものぞ。誰か能く浄不浄の苦闘を竟極(きやうきよく)し得たるものぞ。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)