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何
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いつ
ふりがな文庫
“
何
(
いつ
)” の例文
馬
(
うま
)
を
附
(
つ
)
けるのに
手間
(
てま
)
が
取
(
と
)
れるとかと
力
(
りき
)
んで、
上句
(
あげく
)
には、
何
(
いつ
)
も
黙
(
だま
)
れとか、
彼
(
か
)
れこれ
云
(
い
)
うな、とかと
真赤
(
まっか
)
になって
騒
(
さわぎ
)
を
返
(
かえ
)
す。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
何
(
いつ
)
か当に云々と続いて居るのだから、「話るべきか」の「か」は蛇足であり、この蛇足のために調子はひどく崩れる。
閑人詩話
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
見ながら
如何
(
いか
)
に
私
(
わたく
)
し事
下部
(
しもべ
)
は
致
(
いた
)
し候へども
取迯
(
とりにげ
)
など
仕
(
つかま
)
つりし
覺
(
おぼ
)
え
御座
(
ござ
)
なく是
迄
(
まで
)
多く
粂之進
(
くめのしん
)
方へ女中の
奉公
(
ほうこう
)
人來り候へども一ヶ月とは
勤
(
つと
)
めず
何
(
いつ
)
れも
早々
(
さう/\
)
に暇を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寒
(
さむ
)
い
日
(
ひ
)
の
朝
(
あさ
)
、
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
つてる
時
(
とき
)
、
私
(
わたし
)
の
小
(
ちひ
)
さな
時分
(
じぶん
)
、
何
(
いつ
)
日でしたつけ、
窓
(
まど
)
から
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
ました。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
焦茶地の
縞羅紗
(
しまらしや
)
の
二重外套
(
にじゆうまわし
)
は
何
(
いつ
)
の冬
誰
(
た
)
が不用をや譲られけん、
尋常
(
なみなみ
)
よりは寸の
薄
(
つま
)
りたるを、
身材
(
みのたけ
)
の人より豊なるに
絡
(
まと
)
ひたれば、例の袴は風にや
吹断
(
ふきちぎ
)
れんと
危
(
あやふ
)
くも
閃
(
ひらめ
)
きつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
ここより遠からねば、此の
小休
(
をやみ
)
に出で侍らんといふを、
五六
強
(
あながち
)
に此の
傘
(
かさ
)
もていき給へ。
五七
何
(
いつ
)
の
便
(
たより
)
にも求めなん。雨は
五八
更に
休
(
や
)
みたりともなきを。さて御住ひはいづ
方
(
べ
)
ぞ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
何
(
いつ
)
の日か金鶏夜郎に下らん〉、李廓の鶏鳴曲に、〈星稀に月没して五更に入る、
膠々
(
こうこう
)
角々鶏初めて鳴く、征人馬を牽いて出でて門立つ、妾を辞して安西に向いて行かんと欲す
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
併
(
しか
)
し
諸名家
(
しよめいか
)
が
菊塢
(
きくう
)
を
無祝儀
(
むしゆうぎ
)
で
取巻
(
とりまき
)
同様
(
どうやう
)
にする
間
(
あひだ
)
に、
菊塢
(
きくう
)
はまた
諸名家
(
しよめいか
)
を
無謝儀
(
むしやぎ
)
にて
使役
(
しえき
)
せしなり、
聞人
(
もんじん
)
といふものは
何
(
いつ
)
の世にても
我儘
(
わがまゝ
)
で
高慢
(
かうまん
)
で
銭
(
ぜに
)
も
遣
(
つか
)
はぬくせに、
大面
(
おほづら
)
で悪く
依怙地
(
えこぢ
)
で
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
まだ初霜は置くまじきを、今年は虫の
齢
(
よは
)
ひいと短かくて、はやくに声のかれ/″\になりしかな。くつわ虫はかしましき声もかたちもいと
丈夫
(
ぢやうぶ
)
めかしきを、
何
(
いつ
)
しか
時
(
とき
)
の
間
(
ま
)
におとろへ行くらん。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何
(
いつ
)
の時代からであるか、信濃の国の或る山中に、一つの湖水がある。
森の妖姫
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
星ありき、
何
(
いつ
)
の世とは知らねど、蜜蜂の如く
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
何
(
いつ
)
しかも母の事など
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
これを「
何
(
いつ
)
か当に共に西牕の燭を剪りて、却つて巴山夜雨を
話
(
ワ
)
する時なるべき」と読ませ
閑人詩話
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
上
(
あげ
)
廿日程の中に十四五日續けて來りしに
何
(
いつ
)
も二日づつは居續けに遊びしが或時
遣手
(
やりて
)
若い者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この頃は何となく
冶
(
しや
)
れてゐますわね、さうして今朝なんぞは羽織から帯まで
仕立下
(
したておろ
)
し
渾成
(
づくめ
)
で、その奇麗事と
謂
(
い
)
つたら、
何
(
いつ
)
が
日
(
ひ
)
にも氷川へ行くのにあんなに
靚
(
めか
)
した事はありはしません。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
上句
(
あげく
)
には、
何
(
いつ
)
も
默
(
だま
)
れとか、
彼
(
か
)
れ
此
(
こ
)
れ
云
(
い
)
ふな、とかと
眞赤
(
まつか
)
になつて
騷
(
さわぎ
)
を
返
(
かへ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私はこれを「
何
(
いつ
)
か
当
(
まさ
)
に共に西牕の燭を
剪
(
き
)
りて、
却
(
かへつ
)
て巴山夜雨の時を
話
(
かた
)
るべき」と読む。
閑人詩話
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
勤める事餘りと云へば
口惜
(
くちをし
)
き次第ぞや是といふも
小栗美作
(
をぐりみまさか
)
が
讒言
(
ざんげん
)
ゆゑなり今更
悔
(
くや
)
む共
詮方
(
せんかた
)
なけれど天道誠を
照
(
てら
)
し給はゞ
何
(
いつ
)
の世にか歸參する事もあらんとは
云
(
いふ
)
ものゝ
今
(
いま
)
一錢二錢の
袖乞
(
そでごひ
)
をして其日々々を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「では、
何
(
いつ
)
ごろ御都合が出来るのですか」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“何”の解説
何(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。
(出典:Wikipedia)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“何”を含む語句
何処
如何
何方
何故
何人
何時
何所
幾何
奈何
何樣
何程
何様
何日
何處
何事
如何様
何家
何分
何等
何者
...