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何
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なあ
ふりがな文庫
“
何
(
なあ
)” の例文
「何処か安い間があったら移りたいと思うから探してくれませんか……
何
(
なあ
)
に今日や明日でなくってもいそがなくてもよいのだから。」
老婆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
何
(
なあ
)
に、大丈夫氣をつけてさへ歩けば、何處まで行つたつて
迷兒
(
まひご
)
になんかなりやしませんよ。角の勸工場と家の看板さへ知つてりや。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「謙さん、朝四つの足で歩いて昼二つの足で歩いて晩三つの足で歩くもの
何
(
なあ
)
に? そうして足の多い時ほど弱いんですよ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何
(
なあ
)
に」と思って、お島は聞いていたのであったが、女にどんな手があるか解らないような、
恐怖
(
おそれ
)
と
疑惧
(
ぎぐ
)
とを感じて来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
親父が
塩梅
(
あんべい
)
が悪いので
手前
(
てめえ
)
往って仕切を取って
来
(
こ
)
うというので、仕切を取りに来ましたよ、
何
(
なあ
)
んに取引先きは神田佐久間町の善右衞門が一番
大
(
でけ
)
えから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
『
何
(
なあ
)
に、同じだよ、少しも違ひやしないよ。』かういふ平等観の心理の起つて来るといふことは
何故
(
なぜ
)
であるか。
自からを信ぜよ
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
あれさえいなけりゃ、
何
(
なあ
)
に他の連中は
尻馬
(
しりうま
)
に、乗ってると言うだけのもんですからね。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
「
何
(
なあ
)
に、あすこの
山甚
(
やまじん
)
と云ふのが、
私
(
わつし
)
の
定宿
(
ぢやうやど
)
でござりやす。」
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「それ
何
(
なあ
)
に。おてがみ! 見せて下さい。」
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「
何
(
なあ
)
におれなんざ、どこの国へ行ったって食い物に不自由はしねえつもりだ。御めえなんかも
茶畠
(
ちゃばたけ
)
ばかりぐるぐる廻っていねえで、ちっと
己
(
おれ
)
の
後
(
あと
)
へくっ付いて来て見ねえ。一と月とたたねえうちに見違えるように太れるぜ」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
何
(
なあ
)
に。」
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なあ
)
に、大丈夫気をつけてさへ歩けば、何処まで行つたつて迷児になんかなりやしませんよ。角の勧工場と家の看板さへ知つてりや。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
何
(
なあ
)
に秋にでもなって
涼気
(
すずけ
)
が立てば脚気も癒るから。夏は東京は暑いだろうな、そんなに急いで行くにや及ばん、涼しくなってから帰えれ。
蝋人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
何
(
なあ
)
に、
彼奴
(
あいつ
)
の
悪戯
(
いたずら
)
だ。為様のない化物だ」小野田はそう言って笑っていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「
何
(
なあ
)
に、便利になったものだからいつでも来られると思って皆横着を構えているんですよ。私の友達には今に大臣になればどうせ報告参拝に出掛けるんだからと言っている奴が三人もあります」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何
(
なあ
)
に、貴様が火を
放
(
つ
)
けると言つたんぢやねえ。貴様が火を放けようと、放けまいと、それにやちやんと、
政府
(
おかみ
)
といふものがある。貴様も一度は、これで
政府
(
おかみ
)
の厄介に為つた事が有るぢやねえか」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
『アラ、貴女の事ツて
何
(
なあ
)
に?』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
何
(
なあ
)
に、有りふれたものさ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
何
(
なあ
)
に、そうでもないよ」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“何”の解説
何(か)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の21番目。
(出典:Wikipedia)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“何”を含む語句
何処
如何
何方
何故
何人
何時
何所
幾何
奈何
何樣
何程
何様
何日
何處
何事
如何様
何家
何分
何等
何者
...