“茶畠”の読み方と例文
読み方割合
ちゃばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時私の家からまず町らしい町へ出ようとするには、どうしても人気のない茶畠ちゃばたけとか、竹藪たけやぶとかまたは長い田圃路たんぼみちとかを通り抜けなければならなかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私は根来ねごろ茶畠ちゃばたけ竹藪たけやぶ一目ひとめ眺めたかった。しかしその痕迹こんせきはどこにも発見する事ができなかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
四つ目垣の向うは二三十坪の茶畠ちゃばたけでその間に梅の木が三四本見える。垣にうた竹の先に洗濯した白足袋しろたびが裏返しにしてあってその隣りには如露じょろさかさまにかぶせてある。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)