“ちゃばたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶畠75.0%
茶圃25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四つ目垣の向うは二三十坪の茶畠ちゃばたけでその間に梅の木が三四本見える。垣にうた竹の先に洗濯した白足袋しろたびが裏返しにしてあってその隣りには如露じょろさかさまにかぶせてある。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
或る日例のごとく吾輩と黒は暖かい茶畠ちゃばたけの中で寝転ねころびながらいろいろ雑談をしていると、彼はいつもの自慢話じまんばなしをさも新しそうに繰り返したあとで、吾輩に向ってしものごとく質問した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
じっとりはだに汗をかきながら道を急いで、寂れた街道を通りぬけて、茶圃ちゃばたけの間を横切ったり、藪垣やぶがきわきを通ったりして、遠くから見えていた、山裾の小山の部落まで来て
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)