“見惡”の読み方と例文
新字:見悪
読み方割合
みにく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まど内側うちがはから見惡みにく鐵格子てつがうしめられ、ゆかしろちやけて、そゝくれつてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ふくたくめる奸賊かんぞくも有り面體見惡みにくき者の申立る事は言葉續きあららかにしていつはかざやうに聞え品に因ては裁許さいきよあやまりなしとも云難し然れば鎌倉七世の執權しつけん北條時宗を輔佐ほさして問注所もんちうしよの總裁職を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
貸さる我が羽織の上へ重ねても大きければ向ふ山風に吹き孕みてあたかも母衣ほろの如しあとの馬の露伴梅花の兩子いろ/\に見立みたてあざみ笑ふこゝは信濃の山中やまなかなり見惡みにくしとてさぶさにかへられんや左云ふ君等の顏の色を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)