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問題
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もんだい
ふりがな文庫
“
問題
(
もんだい
)” の例文
「おちついて、しっかりおやり。」とか、「よく
問題
(
もんだい
)
を
見
(
み
)
て、あわててはいけません。」とか、いう
声
(
こえ
)
が、そこここできかれました。
中学へ上がった日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
敗
(
やぶ
)
れたる
專
(
せん
)
門
棋士
(
きし
)
の
胸
(
けう
)
中や
果
(
はた
)
して如何に? どんな
勝負
(
せうふ
)
事も
背
(
はい
)
後に生
活
(
くわつ
)
問題
(
もんだい
)
が
裏
(
うら
)
附けるとなれば一そう
尖鋭化
(
せんえいくわ
)
してくる事は明かだが
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「なあに、できないことがあるものか。
波
(
なみ
)
の力でできるのに、
人間
(
にんげん
)
にできないってことがあるものか。ようするに、
時間
(
じかん
)
の
問題
(
もんだい
)
さ。」
ラクダイ横町
(新字新仮名)
/
岡本良雄
(著)
小鳥
(
ことり
)
一
羽
(
わ
)
飼
(
か
)
つたこともないという、ごうつくばりの
因業
(
いんごう
)
おやじが、なぜ
金魚
(
きんぎょ
)
を
飼
(
か
)
う
気
(
き
)
になつたか、その
点
(
てん
)
にも
問題
(
もんだい
)
がないことはない。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
それからいよ/\
問題
(
もんだい
)
が
大
(
おほ
)
きく
擴
(
ひろ
)
がつて、
大學人類學教室
(
だいがくじんるゐがくけうしつ
)
で『
彌生式研究會
(
やよひしきけんきうくわい
)
』が
開
(
ひら
)
かれ、
其結果
(
そのけつくわ
)
として、
加瀬探檢
(
かせたんけん
)
の
遠足會
(
えんそくくわい
)
が
催
(
もよほ
)
された。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
月
(
つき
)
が
變
(
かは
)
つてから
寒
(
さむ
)
さが
大分
(
だいぶ
)
緩
(
ゆる
)
んだ。
官吏
(
くわんり
)
の
増俸
(
ぞうほう
)
問題
(
もんだい
)
につれて
必然
(
ひつぜん
)
起
(
おこ
)
るべく、
多數
(
たすう
)
の
噂
(
うはさ
)
に
上
(
のぼ
)
つた
局員
(
きよくゐん
)
課員
(
くわゐん
)
の
淘汰
(
たうた
)
も、
月末
(
げつまつ
)
迄
(
まで
)
に
略
(
ほゞ
)
片付
(
かたづ
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これと
同時
(
どうじ
)
にその
論議
(
ろんぎ
)
を
具體化
(
ぐたいくわ
)
した
建築物
(
けんちくぶつ
)
の
實現
(
じつげん
)
が
更
(
さら
)
に
望
(
のぞ
)
ましいことである。
假令
(
たとひ
)
その
成績
(
せいせき
)
に
多少
(
たせう
)
の
缺點
(
けつてん
)
が
認
(
みと
)
められても
夫
(
それ
)
は
問題
(
もんだい
)
でない。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
その
)
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
れを
懷
(
いだ
)
くべき
金錢
(
きんせん
)
の
問題
(
もんだい
)
が
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
を
抑制
(
よくせい
)
するには
勘次
(
かんじ
)
は
餘
(
あま
)
りに
慌
(
あわ
)
てゝ
且
(
かつ
)
驚
(
おどろ
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
醫者
(
いしや
)
は
鬼怒川
(
きぬがは
)
を
越
(
こ
)
えて
東
(
ひがし
)
に
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
答『
竜神
(
りゅうじん
)
にとりて、
一緒
(
いっしょ
)
に
棲
(
す
)
む、
棲
(
す
)
まぬは
問題
(
もんだい
)
でない。
竜神
(
りゅうじん
)
の
生活
(
せいかつ
)
は
自由自在
(
じゆうじざい
)
、
人間
(
にんげん
)
のように
少
(
すこ
)
しも
場所
(
ばしょ
)
などには
縛
(
しば
)
られない。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかし、わたしが手にいれて、このふくろのなかにもって歩いている
宝
(
たから
)
ものにくらべれば、そんなものは
問題
(
もんだい
)
にもならないな。
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
寢
(
ね
)
しなに
女連
(
をんなれん
)
のこれが
問題
(
もんだい
)
になつた。ガラスを
通
(
とほ
)
して、ふすまが
松葉越
(
まつばご
)
しに
外
(
そと
)
から
見
(
み
)
えよう。
友禪
(
いうぜん
)
を
敷
(
し
)
いた
鳥
(
とり
)
の
巣
(
す
)
のやうだ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これ以上、われ等は
此
(
この
)
問題
(
もんだい
)
にかかり合っているべき勇気を
有
(
も
)
たない。われ等の使命は、地上の人間の
憐憫
(
あわれみ
)
を乞うべく、あまりにも重大である。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
何故
(
なぜ
)
かならば
爲替
(
かはせ
)
の
見通
(
みとほ
)
しの
如
(
ごと
)
きことは、
多數
(
たすう
)
の
商人
(
しやうにん
)
多數
(
たすう
)
の
經濟界
(
けいざいかい
)
の
人
(
ひと
)
には
理解
(
りかい
)
の
仕惡
(
しにく
)
い
問題
(
もんだい
)
であり
内國市場
(
ないこくしぢやう
)
の
状況
(
じやうきやう
)
ばかりで
之
(
これ
)
が
判斷
(
はんだん
)
は
出來
(
でき
)
ぬ。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
これは、なおさら要吉ひとりきりでは
解決
(
かいけつ
)
できない
問題
(
もんだい
)
でした。要吉は、女中の
平気
(
へいき
)
な顔を思いだすと、ただなんとなく、腹がたってたまりませんでした。
水菓子屋の要吉
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
地震
(
ぢしん
)
の
豫知問題
(
よちもんだい
)
が
假
(
かり
)
に
都合
(
つごう
)
よく
解決
(
かいけつ
)
されたとしても、
震災防止
(
しんさいぼうし
)
については
猶
(
なほ
)
重大
(
じゆうだい
)
な
問題
(
もんだい
)
が
多分
(
たぶん
)
に
殘
(
のこ
)
るであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
そこでキッコはその鉛筆を出して先生の
黒板
(
こくばん
)
に書いた
問題
(
もんだい
)
をごそごその
藁紙
(
わらがみ
)
の
運算帳
(
うんざんちょう
)
に書き
取
(
と
)
りました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それも
考
(
かんが
)
へてをりますけれど、あんな
方
(
かた
)
ですから、
問題
(
もんだい
)
にするには、
表沙汰
(
おもてざた
)
にするより
外
(
ほか
)
ございません。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
いまいましいじゃないか。そこで
問題
(
もんだい
)
はこれから先どうするかってことだ。どうせ、やつらはおれを追いまわすにきまってるだろうし……なにかいい考えはないか
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
『
何
(
なに
)
を
食
(
た
)
べて
生
(
い
)
きてたの?』と
常
(
つね
)
に
飮食
(
いんしよく
)
の
問題
(
もんだい
)
に
多大
(
たゞい
)
の
興味
(
きようみ
)
を
有
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
た
所
(
ところ
)
の
愛
(
あい
)
ちやんが
訊
(
たづ
)
ねました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
而
(
しか
)
もこれは
婦
(
をんな
)
の
方
(
はう
)
から
種々
(
しゆ/″\
)
の
問題
(
もんだい
)
を
持出
(
もちだ
)
して
居
(
ゐ
)
るやうだそして
多少
(
いくら
)
か
煩
(
うるさ
)
いといふ
氣味
(
きみ
)
で
男
(
をとこ
)
はそれに
説明
(
せつめい
)
を
與
(
あた
)
へて
居
(
ゐ
)
たが
隨分
(
ずゐぶん
)
丁寧
(
ていねい
)
な
者
(
もの
)
で
決
(
けつ
)
して『ハア』『そう』の
比
(
ひ
)
ではない。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それでは
日本
(
につぽん
)
において
石器
(
せつき
)
を
使
(
つか
)
つてゐた
人間
(
にんげん
)
は、われ/\の
祖先
(
そせん
)
であるか、または
別
(
べつ
)
な
人種
(
じんしゆ
)
であるかといふことになりますと、これはなか/\むつかしい
問題
(
もんだい
)
でありますが
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
二人
(
ふたり
)
は
宙
(
ちう
)
飛
(
と
)
ぶ
如
(
ごと
)
く
驅付
(
かけつ
)
けて、
喰
(
く
)
ふた
喰
(
く
)
はぬは
言
(
い
)
ふ
丈
(
だ
)
け
無益
(
むえき
)
、
頓
(
やが
)
て
腹
(
はら
)
も
充分
(
じゆうぶん
)
になると、
次
(
つぎ
)
に
起
(
おこ
)
つて
來
(
き
)
た
問題
(
もんだい
)
は、
一躰
(
いつたい
)
此
(
この
)
島
(
しま
)
は
如何
(
いか
)
なる
島
(
しま
)
だらう、
見渡
(
みわた
)
す
處
(
ところ
)
、
隨分
(
ずいぶん
)
巨大
(
きよだい
)
な
島
(
しま
)
の
樣
(
やう
)
だが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
されば
此度
(
このたび
)
の
一條
(
いちでう
)
は
日本國中
(
につぽんこくちう
)
の
知者
(
ちしや
)
と
馬鹿者
(
ばかもの
)
とを
區別
(
くべつ
)
する
吟味
(
ぎんみ
)
の
問題
(
もんだい
)
といふも
可
(
か
)
なり。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
既
(
すで
)
に
萬人向
(
ばんにんむ
)
きの
書物
(
しよもつ
)
がないとすれば、
問題
(
もんだい
)
は、
讀者自身
(
どくしやじしん
)
の
工夫
(
くふう
)
に
移
(
うつ
)
らなければならぬ。
僕
(
ぼく
)
は、
如何
(
いか
)
なる
本
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
むかといふ
事
(
こと
)
よりも、
寧
(
むし
)
ろ
大事
(
だいじ
)
なのは、
如何
(
いか
)
に
本
(
ほん
)
を
讀
(
よ
)
むかといふ
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
いかと
思
(
おも
)
ふ。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
このばあい、
貸借
(
かしかり
)
なんて
問題
(
もんだい
)
のありようはずがないさ。ほかのにんげんどうよう、きみは自由だよ。きみの
幸運
(
こううん
)
にたいして、わたしはひじょうに、よろこんでいる。きゅう
友
(
ゆう
)
、まあ、かけたまえ。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
うむ、それぢや それが月
野
(
の
)
博士
(
はかせ
)
との
問題
(
もんだい
)
の
種
(
たね
)
だつたのだ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「いや、そうでない。みんなが
俺
(
おれ
)
を
強
(
つよ
)
いものだと
信
(
しん
)
じているので、こんなことは
問題
(
もんだい
)
としないのだろう。」と
思
(
おも
)
われたこともありました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ついぞ
學資
(
がくし
)
と
云
(
い
)
ふ
問題
(
もんだい
)
を
頭
(
あたま
)
に
思
(
おも
)
ひ
浮
(
うか
)
べた
事
(
こと
)
がなかつたため、
叔母
(
をば
)
の
宣告
(
せんこく
)
を
受
(
う
)
けた
時
(
とき
)
は、
茫然
(
ぼんやり
)
して
兎角
(
とかく
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
さへ
出來
(
でき
)
なかつたのだと
云
(
い
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
而
(
しか
)
もジリリと心にかぶさつてくる生
活
(
くわつ
)
問題
(
もんだい
)
の重
壓
(
あつ
)
を一方に
擔
(
にな
)
ひながら、
寧
(
むし
)
ろより
悲壯
(
ひそう
)
な
戰
(
たゝか
)
ひを
戰
(
たゝか
)
つてゐると見られぬ事はない。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
わが
輩
(
はい
)
はこれについて一
言
(
げん
)
辯
(
べん
)
じて
置
(
お
)
きたい。
年紀
(
ねんき
)
は
時間
(
じかん
)
を
測
(
はか
)
る
基準
(
きじゆん
)
の
問題
(
もんだい
)
である。これは
國號
(
こくがう
)
、
姓名
(
せいめい
)
などの
固有名
(
こゆうめい
)
の
問題
(
もんだい
)
とは
全然
(
ぜん/″\
)
意味
(
いみ
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
神社
(
じんじゃ
)
に
祀
(
まつ
)
られたからと
申
(
もう
)
して、
矢鱈
(
やたら
)
に
六ヶ
(
むずか
)
しい
問題
(
もんだい
)
などを
私
(
わたくし
)
のところにお
持込
(
もちこ
)
みになられることは
固
(
かた
)
く
御辞退
(
ごじたい
)
いたします。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまがおむこさまをさがしていらっしゃる。だが、お姫さまに
結婚
(
けっこん
)
をもうしこもうと思うものは、むずかしい
問題
(
もんだい
)
を
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
彼等
(
かれら
)
は
勞働
(
らうどう
)
から
來
(
く
)
る
空腹
(
くうふく
)
を
意識
(
いしき
)
する
時
(
とき
)
は
一寸
(
いつすん
)
も
動
(
うご
)
くことの
出來
(
でき
)
ない
程
(
ほど
)
俄
(
にはか
)
に
疲勞
(
ひらう
)
を
感
(
かん
)
ずることさへある。
什麽
(
どんな
)
麁末
(
そまつ
)
な
物
(
もの
)
でも
彼等
(
かれら
)
の
口
(
くち
)
には
問題
(
もんだい
)
ではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
然
(
しか
)
しながら、もしそこに
火災
(
かさい
)
を
起
(
おこ
)
す
虞
(
おそ
)
れがあり、
又
(
また
)
實際
(
じつさい
)
に
小火
(
ぼや
)
を
起
(
おこ
)
してゐたならば、
問題
(
もんだい
)
は
全然
(
ぜんぜん
)
別物
(
べつもの
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ほかに、三
人
(
にん
)
の
容疑者
(
ようぎしゃ
)
があることはあつたが、むろんこうなれば、
問題
(
もんだい
)
とするところは
何
(
なに
)
もない。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
保安上
(
ほあんじやう
)
容易
(
ようい
)
ならぬ
問題
(
もんだい
)
であるといふので(それに
濫
(
みだ
)
りに
神社呼
(
じんじやよば
)
はりを
爲
(
す
)
る
事
(
こと
)
は
法律
(
はふりつ
)
の
許
(
ゆる
)
さぬ
處
(
ところ
)
でもあるので)
奉納
(
ほうのう
)
の
旗幟
(
はたのぼり
)
、
繪馬等
(
ゑまとう
)
を
撤
(
てつ
)
せしめ、
窟
(
いはや
)
から
流出
(
りうしゆつ
)
する
汚水
(
をすい
)
を
酌取
(
くみと
)
るを
禁
(
きん
)
じ
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
故郷
(
こきやう
)
の
風景
(
ふうけい
)
は
舊
(
もと
)
の
通
(
とほ
)
りである、
然
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
は
最早
(
もはや
)
以前
(
いぜん
)
の
少年
(
せうねん
)
ではない、
自分
(
じぶん
)
はたゞ
幾歳
(
いくつ
)
かの
年
(
とし
)
を
増
(
ま
)
したばかりでなく、
幸
(
かう
)
か
不幸
(
ふかう
)
か、
人生
(
じんせい
)
の
問題
(
もんだい
)
になやまされ、
生死
(
せいし
)
の
問題
(
もんだい
)
に
深入
(
ふかい
)
りし
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
最初
(
さいしよ
)
の
問題
(
もんだい
)
は、
云
(
い
)
ふまでもなく
何
(
ど
)
うして
再
(
ふたゝ
)
びそれを
乾燥
(
かはか
)
さうかと
云
(
い
)
ふことで、その
爲
(
た
)
め
皆
(
みン
)
なで
相談會
(
さうだんくわい
)
を
開
(
ひら
)
きました、
暫
(
しばら
)
くして
愛
(
あい
)
ちやんは、
宛
(
まる
)
で
前
(
まへ
)
から
皆
(
みん
)
なを
知
(
し
)
つてでも
居
(
ゐ
)
たやうに
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
日本
(
にほん
)
に
取
(
と
)
つては
大正
(
たいしやう
)
六
年
(
ねん
)
以來
(
いらい
)
の
問題
(
もんだい
)
、
又
(
また
)
之
(
これ
)
を
世界
(
せかい
)
から
見
(
み
)
ると、
世界
(
せかい
)
何
(
いづ
)
れの
國
(
くに
)
と
雖
(
いへど
)
も
金解禁
(
きんかいきん
)
は
已
(
すで
)
に
決行
(
けつかう
)
されて
居
(
を
)
つて
只
(
たゞ
)
日本
(
にほん
)
だけが
取殘
(
とりのこ
)
されて
居
(
ゐ
)
るからして、
何時
(
いつ
)
日本
(
にほん
)
は
金
(
きん
)
の
解禁
(
かいきん
)
をするか
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
私
(
わたくし
)
にも
説明
(
せつめい
)
のしやうがないんです。
聞
(
き
)
くところでは、
宿
(
やど
)
でも
問題
(
もんだい
)
になつてゐるらしいんです。この
頃
(
ころ
)
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
れば、きつと
連
(
つ
)
れてあるいてゐますが、
宿
(
やど
)
でも
少
(
すこ
)
しも
目
(
め
)
を
放
(
はな
)
さないやうです。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
然
(
しか
)
し
此樣
(
こん
)
な
事
(
こと
)
は
如何
(
いか
)
に
考
(
かんが
)
へたとて
分
(
わか
)
る
筈
(
はづ
)
のものでない、それよりは
此
(
この
)
島
(
しま
)
は
元來
(
ぐわんらい
)
無人島
(
むじんとう
)
か、
否
(
いな
)
かゞ
一大
(
いちだい
)
問題
(
もんだい
)
だ、
無人島
(
むじんとう
)
ならばそれ/\
別
(
べつ
)
に
覺悟
(
かくご
)
する
處
(
ところ
)
もあるし、よし
人
(
ひと
)
の
住居
(
すまひ
)
して
居
(
を
)
る
島
(
しま
)
にしても
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
キッコは9の字などはどうも少しなまずのひげのようになってうまくないと思いながらおりて来たときようやく慶助が立って行きましたけれども
問題
(
もんだい
)
を書いただけであとはもうもじもじしていました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
火星の
運河
(
うんが
)
の
問題
(
もんだい
)
ですかな
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
一人
(
ひとり
)
や、
二人
(
ふたり
)
は、まれに、
目
(
め
)
をとめて
見
(
み
)
ることはあっても、
問題
(
もんだい
)
にしなければ、
永久
(
えいきゅう
)
に、それだけで
忘
(
わす
)
れられてしまうのです。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「その
積
(
つもり
)
が
好
(
よ
)
くないぢやないか」と
答辯
(
たふべん
)
する
樣
(
やう
)
なものゝ、
此
(
この
)
問題
(
もんだい
)
は
其都度
(
そのつど
)
次第々々
(
しだい/\
)
に
背景
(
はいけい
)
の
奧
(
おく
)
に
遠
(
とほ
)
ざかつて
行
(
ゆ
)
くのであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは
恐
(
おそ
)
らく
戰
(
たゝか
)
ふ者の誇と名
譽
(
よ
)
にかけて、または男の
意
(
い
)
地にかけてであつたらう。が、
現在
(
げんざい
)
では
對局
(
たいきよく
)
の陰に
實際的
(
じつさいてき
)
な生
活
(
くわつ
)
問題
(
もんだい
)
まで
含
(
ふく
)
まれて來たらしい。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
問題
(
もんだい
)
は
各自
(
かくじ
)
その
懷抱
(
くわいほう
)
する
所
(
ところ
)
を
遠慮
(
えんりよ
)
なく
披瀝
(
ひれき
)
した
處
(
ところ
)
のものが、
所謂
(
いはゆる
)
建築
(
けんちく
)
の
根本義
(
こんぽんぎ
)
の
解決
(
かいけつ
)
に
對
(
たい
)
して
如何
(
いか
)
なる
暗示
(
あんじ
)
を
與
(
あた
)
へるか、
如何
(
いか
)
なる
貢献
(
こうけん
)
を
致
(
いた
)
すかである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
お
品
(
しな
)
がそれ
程
(
ほど
)
苦勞
(
くらう
)
した
米穀
(
べいこく
)
の
問題
(
もんだい
)
が
其
(
そ
)
の
死後
(
しご
)
四五
年間
(
ねんかん
)
の
惨憺
(
さんたん
)
たる
境遇
(
きやうぐう
)
から
漸
(
やうや
)
く
解決
(
かいけつ
)
が
告
(
つ
)
げられようとしたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
もしそこに
火災
(
かさい
)
を
起
(
おこ
)
す
虞
(
おそ
)
れが
絶對
(
ぜつたい
)
になかつたならば、この
問題
(
もんだい
)
の
解決
(
かいけつ
)
に
一點
(
いつてん
)
の
疑問
(
ぎもん
)
も
起
(
おこ
)
らないであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「それから、おまえの三つの
問題
(
もんだい
)
にたいして、鬼がなんていったか、よくきいていたろうね。」
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“問題”の解説
問題(もんだい、en: problem)とは、(問題解決の分野では)現状と目標との間にある障害(差、ギャップ)のことである。
(出典:Wikipedia)
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
題
常用漢字
小3
部首:⾴
18画
“問”で始まる語句
問
問屋
問答
問屋場
問糺
問合
問掛
問注所
問詰
問者