“深入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかいり50.0%
ふかい25.0%
しんにふ16.7%
じんにゅう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恰ど智慧ちゑの足りない將軍が勝に乗じて敵を長追ながおひするようなものでつい深入ふかいりする。そして思も掛けぬ酷目みじめな目に逢はされる事もあツた。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
これは前にいう紀州の事件よりも、また十五年も後のことであるが、これに参加した人たちが学問に深入ふかいりしなかった故に、古風な民間の信仰の清らさをとどめている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
〔譯〕心理しんりは是れたての工夫なり、愽覽はくらんは是れよこの工夫なり。たての工夫は、則ち深入しんにふ自得じとくせよ。よこの工夫は、則ち淺易せんい汎濫はんらんなれ。
すさまじきまで凝り詰むれば、ここ仮相けそう花衣はなごろも幻翳げんえい空華くうげ解脱げだつして深入じんにゅう無際むさい成就じょうじゅ一切いっさい荘厳しょうごん端麗あり難き実相美妙みみょう風流仏ふうりゅうぶつ仰ぎて珠運はよろ/\と幾足うしろへ後退あとずさ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)