“人種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんしゆ46.2%
ひとだね38.5%
じんしゅ7.7%
ひと7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食物のきらひと云ふ事は一家族の中にさへ有る事故、異りたる國民、異りたる人種じんしゆの間に於ては猶更なほさら甚しき懸隔けんかくを見るものなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
主人若し打たれては残卒全からず、何十里の敵地、其処そこの川、何処のはざまで待設けられては人種ひとだねも尽きるであろう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
人種じんしゅこそちがっているけれど、けっしてこのしまひとは、わるいひとたちでないとわかると、三にんはやっと安心あんしんをして、しまなかをぐるぐるとあるきはじめたのです。
南方物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あれは、一体何をして生きている人種ひとですか。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)