“伊呂波”の読み方と例文
読み方割合
いろは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打棄うっちゃっておくと伊呂波いろは四十八文字を、みんな書きそうな形勢になって来たのには、持って生れたブッキラ棒の吾輩も負けちゃったね。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あるかなしかのさわやかな風が伊呂波いろはずしと染め抜いた柿色の暖簾のれんをなぶって、どうやら暑くさえなりそうな陽のにおい。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と峡田領に属し、浅草寺地及寺領地に係る。其間頗る錯綜し、容易に弁じ難きを以て、旧幕時代は伊呂波いろは番号を附し、世、よんで、伊呂波長屋と云へり。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)