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呼
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よん
ふりがな文庫
“
呼
(
よん
)” の例文
さしわたし三間ばかりに
周
(
めぐら
)
したる高さ六七尺の
円
(
まろ
)
き壇を雪にて作り、これに
二処
(
ふたところ
)
の上り
階
(
だん
)
を作る、これも雪にてする、
里俗
(
りぞく
)
呼
(
よん
)
で
城
(
しろ
)
といふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
旧
(
も
)
と峡田領に属し、浅草寺地及寺領地に係る。其間頗る錯綜し、容易に弁じ難きを以て、旧幕時代は
伊呂波
(
いろは
)
番号を附し、世、
呼
(
よん
)
で、伊呂波長屋と云へり。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
ソレでも五本や十本はあったと思う、
神明前
(
しんめいまえ
)
の
田中重兵衛
(
たなかじゅうべえ
)
と云う刀屋を
呼
(
よん
)
で、
悉
(
ことごと
)
く
売払
(
うりはらっ
)
て
仕舞
(
しまっ
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
待んと存ぜしが又々金子
不用心
(
ぶようじん
)
ゆゑ明後日參りて受取り來らん先は五ヶ年留守の
中
(
うち
)
村中の
世話
(
せわ
)
に成り
殊
(
こと
)
に百五十兩と云ふ大金を
貯
(
ため
)
て來りし事なれば村中を
明日
(
あす
)
呼
(
よん
)
で馳走を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さあ、飲めってえ、と、三人で遣りかけましたが、景気づいたから手明きの挽子どもを在りったけ
呼
(
よん
)
で来た。薄暗い
台所
(
だいどこ
)
を覗く奴あ、音羽から来る八百屋だって。こっちへ上れ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
ボヘミヤのハッスまさに
焼殺
(
しょうさつ
)
せられんとするや大声
呼
(
よん
)
でいわく「我死するのち千百のハッス起らん」と、一
楠氏
(
なんし
)
死して慶応明治の維新に百千の楠公起れり、楠公実に
七度
(
ななたび
)
人間に生れて国賊を
滅
(
ほろぼ
)
せり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
議長の言
尚
(
な
)
ほ
央
(
なかば
)
なるに、「議長」と
呼
(
よん
)
で評議員席に起立したるは、平民週報主筆
行徳秋香
(
かうとくあきか
)
なり、彼は先刻来憤怒の色を制して、松本を
睨視
(
げいし
)
しつゝありしが、今は
最早
(
もは
)
や得堪へずして起ちたりしなり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
さしわたし三間ばかりに
周
(
めぐら
)
したる高さ六七尺の
円
(
まろ
)
き壇を雪にて作り、これに
二処
(
ふたところ
)
の上り
階
(
だん
)
を作る、これも雪にてする、
里俗
(
りぞく
)
呼
(
よん
)
で
城
(
しろ
)
といふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そんな小供を
呼
(
よん
)
で来て発音を習うたり、又
或
(
あるい
)
は漂流人で
折節
(
おりふし
)
帰るものがある、長く
彼方
(
あっち
)
へ漂流して居た者が、開国になって船の便があるものだから、折節帰る者があるから
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
連
(
つれ
)
先
(
さき
)
へ東町の自身番へ
行
(
いつ
)
て淺草三間町の虎松を
呼
(
よん
)
で
置
(
おけ
)
己
(
おれ
)
は坂本へ
鳥渡
(
ちよつと
)
廻
(
まは
)
つて
行
(
ゆく
)
からと申付て立出れば
手先
(
てさき
)
の
幸藏
(
かうざう
)
は脇差を
風呂敷
(
ふろしき
)
に
包
(
つゝ
)
み治助を同道して東町の
自身番
(
じしんばん
)
へ來り
虎松
(
とらまつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
秦亀
(
しんき
)
は山中に
居
(
を
)
るものなり、ゆゑに
呼
(
よん
)
で山亀といふ。春夏は
渓水
(
けいすゐ
)
に遊び秋冬は山に
蔵
(
かく
)
る、
極
(
きはめ
)
て長寿する亀は是なりとぞ。又
筮亀
(
ぜいき
)
と一名するは
周易
(
しうえき
)
に亀を
焼
(
やき
)
て占ひしも此亀なりとぞ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
聞て返答に
差詰
(
さしつま
)
りし時は暫く控へさせ上へ
伺
(
うかゞ
)
ひ申して後返答致すべしとて
奧
(
おく
)
へ來り給へ其口上に依て返答の致し方は
種々
(
さま/″\
)
ありと教ければ然らば對面致すべしと取次の者を
呼
(
よん
)
で次右衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
夫れから水夫を
呼
(
よん
)
で、水を使えは鉄砲で撃殺すから
爾
(
そ
)
う思えと云うような
訳
(
わ
)
けで水を倹約したから、
如何
(
どう
)
やら斯うやら水の尽きると云うことがなくて、
同勢
(
どうぜい
)
合せて九十六人無事に亜米利加に
着
(
つい
)
た。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
秦亀
(
しんき
)
は山中に
居
(
を
)
るものなり、ゆゑに
呼
(
よん
)
で山亀といふ。春夏は
渓水
(
けいすゐ
)
に遊び秋冬は山に
蔵
(
かく
)
る、
極
(
きはめ
)
て長寿する亀は是なりとぞ。又
筮亀
(
ぜいき
)
と一名するは
周易
(
しうえき
)
に亀を
焼
(
やき
)
て占ひしも此亀なりとぞ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“呼”の意味
《名詞》
(こ) 通信網を流れるひとまとまりの情報。
(出典:Wiktionary)
呼
常用漢字
小6
部首:⼝
8画
“呼”を含む語句
呼吸
呼込
嗚呼
呼出
御呼出
呼鈴
呼声
一呼吸
呼子
呼笛
呼立
呼留
呼気
呼棄
呼続
呼称
呼止
呼息
歓呼
喊呼
...