“呼続”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびつぎ50.0%
よびつ25.0%
よびつづ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、海のあなたの伊勢の山河から来る声でもなく、後ろから我を追手の呼びかける声でもない、そうかといって西の出崎の松、東、呼続よびつぎ星崎ほしざきの海から来る声であろうはずもありません。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
だから、なき母からすぐに呼続よびつがれたと同じに思った。香山の宗さん。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
泥棒だと呼続よびつづけ候故、愚僧も狼狽ろうばいの余り、力一杯得念が咽喉のどを締め候に、そのまゝぐたりと相なり、如何いかほど介抱致候ても息を吹返す様子も相見え申さず候故、今は如何いかんとも致しがたく
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)