“呼棄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびすて60.0%
よびず20.0%
よびずて20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまだかつて伯父は彼の事を「さん」づけにして呼んだことはなかったはずである。いつも三造、三造の呼棄よびすてであった。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
澄ましていたのが唐突だしぬけに、しかも呼棄よびずてにされたので。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
喜「御意にございます、先ず本所にて面前にては申すに及ばず、蔭にても文治と呼棄よびずてにする者は一人いちにんもござりませぬ、皆文治様々々々とうやもうて居ります、これにて文治の人となりを御推察を願います」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)