“引離”の読み方と例文
読み方割合
ひきはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まア、この罰当ばちあたりが!」と魔女まじょきゅうたかこえてた。「なんだって? わたしはおまえ世間せけんから引離ひきはなしていたつもりだったのに、おまえわたしだましたんだね!」
いつしか恭助けうすけぬしがみゝれば、やすからぬことむねさわがれぬ、いゑつきならずはほどこすべきみちもあれども、浮世うきよきこえ、これを別居べつきよ引離ひきはなつこと、如何いかにもしのびぬおもひあり
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ひき交換とりかへたとは事實まことか? ならば何故なぜこゑまでも交換とりかへなんだぞ? あのこゑがあればこそ、いだきあうたかひなかひな引離ひきはなし、朝彦あさびこさま歌聲うたごゑで、可愛いとしいおまへ追立おひたてをる。