“罰当”の読み方と例文
旧字:罰當
読み方割合
ばちあた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まア、この罰当ばちあたりが!」と魔女まじょきゅうたかこえてた。「なんだって? わたしはおまえ世間せけんから引離ひきはなしていたつもりだったのに、おまえわたしだましたんだね!」
徳川十四代の当城のあるじ家茂いえもち公の不幸なる生涯の物語をつぶさに聞いていたならば、この男は、ほんとうに涙を流して、自分のした仕事のいかに罰当ばちあたりな
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
親父の位牌へ対して路銀まで下すって、そのうえ逃路にげみちまで教えて下さると云うはな実に有り難い事ではないか、なんとも申そうようはございません、コレお國、この罰当ばちあたりめえ