ドイツ)” の例文
旧字:
デンマークの郊外の地はドイツの野に連なり、平坦にして遠望するも果てはない。ひろびろとした畑は家屋をかこみ、碁盤をみるような思いがした。(デンマーク国郊行))
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ドイツ北部の道は長く遠くつづき、農地はいたるところに広がる。また、工業の盛んなることがわかるのは、煙突が林をこえてそびえたっているからだ。(独逸ドイツ野望))
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
デンマーク国の川や山はさかんな旅遊を送ってくれる。旅人の行くところ、夜半に渡し場に至る。汽船は急いで汽車をのせて行き、夢よりさめて、はじめてドイツ国に入ったことを知ったのである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)