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憔
ふりがな文庫
“憔”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やつ
66.7%
こ
11.1%
いぢけ
5.6%
じ
5.6%
つか
5.6%
やせこ
5.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やつ
(逆引き)
肌寒い春の夕がた私は
停車場
(
ステーション
)
の柱によって千代子の悲愁を想いやった。思いなしかこのごろその
女
(
ひと
)
の顔がどうやら
憔
(
やつ
)
れたようにも見える。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
憔(やつ)の例文をもっと
(12作品)
見る
こ
(逆引き)
半分
(
なかば
)
開いた歯を見せた口、鼻の下の薄い
髭
(
ひげ
)
、スット
憔
(
こ
)
けた寂し気な頬など、中将の
仮面
(
めん
)
は穏かで且つ優雅ではあったけれど、それがかえって物凄かった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
憔(こ)の例文をもっと
(2作品)
見る
いぢけ
(逆引き)
其と同時に、土方や職人や商人や百姓や工女や教師や吏員や學生や、または小ツぽけな生徒などが、何れも
憔
(
いぢけ
)
た姿、
惶々
(
くわう/\
)
とした樣子で、
幻影
(
まぼろし
)
のやうに霧の中をうごめいて行くのが眼に映る。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
憔(いぢけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
じ
(逆引き)
恐ろしく不動の形の中にだが、また恐ろしく
憔
(
じ
)
れてゐる。
山羊の歌
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
憔(じ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つか
(逆引き)
われ 烈しき森に切に
憔
(
つか
)
れて
わがひとに与ふる哀歌
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
憔(つか)の例文をもっと
(1作品)
見る
やせこ
(逆引き)
相変らず男の力は四角い両肩に集り、それから下は一本花の茎のように
憔
(
やせこ
)
けた棒立ちの身体つきでいますが、そのまゝ成育して頑張りの利く青年に見えて来ました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
憔(やせこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
憔
漢検1級
部首:⼼
15画
“憔”を含む語句
憔悴
憔忰
御憔悴
憔々
憔心
憔懆
憔萎
憔衰
“憔”のふりがなが多い著者
伊東静雄
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
三島霜川
久生十蘭
葛西善蔵
岡本かの子
国枝史郎
中原中也
泉鏡花
芥川竜之介