“やみほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
病耄50.0%
憔悴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒斜子くろなゝこ五所紋いつところもんの上へ行儀霰ぎょうぎあられ上下かみしもを着け、病耄やみほうけて居る伊之助を、とこへ寄掛りをこしらえて、それなりズル/\座敷へ曳摺ひきずり出しますと
と田舎気質かたぎの婆さまが、さも/\位牌の前のところに若草が、病耄やみほうけた姿でこう首を伸べ、片膝を立てゝ其の上へ手を載せて生きて居るように云うので
あたしい住居じゅうきょうつってから一ねんともたないうちに、わたくしはせめてもの心遣こころやりなる、あのお墓参はかまいりさえもできないまでに、よくよく憔悴やみほうけてしまいました。