“初期”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよき50.0%
しょき25.0%
はじめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無論むろん小六ころくよりも御米およねはう年上としうへであるし、また從來じゆうらい關係くわんけいからつても、兩性りやうせいからけるつやつぽい空氣くうきは、箝束的けんそくてき初期しよきおいてすら、二人ふたりあひだおこべきはずのものではなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そのほお紅色べにいろや、瘠方やせかたさっするにかれにはもう肺病はいびょう初期しょきざしているのであろう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
室町の世の初期はじめごろには、御所の直轄ちょっかつで、紺灰座奉行こんぱいざぶぎょうをやっておりましたが、中期なか頃から民営になりまして、紺灰座問屋というのが、この京都に三軒とか許されていたものだそうです。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)