“しよき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初期28.6%
書記28.6%
庶幾14.3%
所期14.3%
暑氣14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其頬(そのほゝ)の紅色(べにいろ)や、瘠方(やせかた)で察(さつ)するに彼(かれ)にはもう肺病(はいびやう)の初期(しよき)が萠(き)ざしてゐるのであらう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
鑑定(めきゝ)に來(き)たりし樓(ろう)の主(あるじ)が誘(さそ)ひにまかせ、此地(このち)に活計(たつき)もとむとて親子(おやこ)三人(みたり)が旅衣(たびごろも)、たち出(いで)しは此譯(このわけ)、それより奧(おく)は何(なに)なれや、今(いま)は寮(りよう)のあづかりをして母(はゝ)は遊女(ゆうぢよ)の仕立物(したてもの)、父(ちゝ)は小格子(こがうし)の書記(しよき)に成(な)りぬ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大聖は人間界に庶幾(しよき)すべからず、然れども是を以て人間の霊活を卑(ひく)うするところはなきなり、人間と呼べる一塊物(A piece of work)を平穏静着なるものとする時は
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
如何(いか)なる事業(じげふ)に從(したが)ふとも、體力(たいりよく)此(これ)に伴(ともな)ふて強健(きやうけん)ならずば、意(い)の如(ごと)く活動(くわつどう)する能(あた)はず、又(また)所期(しよき)の十一だも達(たつ)する能(あた)はざるは、世上(せじやう)に其(その)例(れい)を多(おほ)く見(み)る處(ところ)なり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
俄(には)かに暑氣(しよき)つよくなりし八月(はちぐわつ)の中旬(なかば)より狂亂(きやうらん)いたく募(つの)りて人(ひと)をも物(もの)をも見分(みわか)ちがたく、泣(な)く聲(こゑ)は晝夜(ちうや)に絶(た)えず、眠(ねぶ)るといふ事(こと)ふつに無(な)ければ落入(おちいり)たる眼(まなこ)に形相(ぎやうさう)すさまじく此世(このよ)の人(ひと)とも覺(おぼ)えずなりぬ
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)