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かきしる
書記し南町奉行所へ立歸り大岡殿へ申立ければ
早速召捕べき旨申渡されしにより同心二人
直に橋本町へ
立越し
所彦兵衞は
他行致し淺草へ
罷越たる由ゆゑ途中に待受しを
爾うすると私の
書記して
置たものは外交の機密に
係る恐ろしいものである、
若しこれが分りでもすれば
直ぐに
牢に
打込まれて首を
斬られて
仕舞うに
違いないと
斯う
思たから
及び汝等即ち燃ゆる靈に淨められし後
書録せる人々によりこゝより
降下る眞理もまた我にこの信を與ふ —一三八