“箝束的”の読み方と例文
読み方割合
けんそくてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無論むろん小六ころくよりも御米およねはう年上としうへであるし、また從來じゆうらい關係くわんけいからつても、兩性りやうせいからけるつやつぽい空氣くうきは、箝束的けんそくてき初期しよきおいてすら、二人ふたりあひだおこべきはずのものではなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
無論小六よりも御米の方が年上であるし、また従来の関係から云っても、両性をからみつけるつやっぽい空気は、箝束的けんそくてきな初期においてすら、二人の間に起り得べきはずのものではなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)