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万事
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よろず
ふりがな文庫
“
万事
(
よろず
)” の例文
旧字:
萬事
家運衰退の
因
(
もと
)
にも、蒲鉾
不持
(
ふも
)
てのわけにも、本人としては何か心当りでもあるかして、生来の担ぎ屋が、女房の失踪後は、
万事
(
よろず
)
につけてまたいっそうの縁起ずくめ。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
わが慰めとなり、わが友となり、わが筆を教え、わが
情
(
こころ
)
を養いし林や流れや小鳥にまでも別れを告げばやとかくは
装衣
(
いでた
)
ちぬ、されど翁にはひとまず父の家に帰りて
万事
(
よろず
)
の
仕度
(
したく
)
を終えし後
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
高いところなら猫の額でも山という名をつけたがるのが
万事
(
よろず
)
に大袈裟な江戸者の癖で、御他聞に洩れず半ば
塵埃
(
ごみ
)
捨場のこの小丘も、どうやら見ようによってはそうも見えるというので
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
自分さえなければ
万事
(
よろず
)
まるく納まりそう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“万事”の意味
《名詞》
万 事(ばんじ)
全ての事。
(出典:Wiktionary)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“万事”で始まる語句
万事休矣
万事休
万事休す