“気休”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやす80.0%
きやすめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けもの足音あしおとのやうで、までとほくのはうから歩行あるいてたのではないやう、さるも、ひきところと、気休きやすめにかんがへたが、なかなかうして。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平岡は始めてそれを聞いた時には、本当にしなかつた。のう加減かげんわるいのだらうと思つて、し/\と気休きやすめを云つて慰めてゐた。三日目みつかめにも同じ願が繰り返された。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
うそや、気休きやすめや、誇張は、一字もありません。もしそれを疑う人があるなら、私はその人をにくみます、軽蔑けいべつします、つばきを吐きかけます。その人よりも私の方が真相を知っているからです。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)