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気休
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きやす
ふりがな文庫
“
気休
(
きやす
)” の例文
獣
(
けもの
)
の
足音
(
あしおと
)
のやうで、
然
(
さ
)
まで
遠
(
とほ
)
くの
方
(
はう
)
から
歩行
(
ある
)
いて
来
(
き
)
たのではないやう、
猿
(
さる
)
も、
蟇
(
ひき
)
も
居
(
ゐ
)
る
処
(
ところ
)
と、
気休
(
きやす
)
めに
先
(
ま
)
づ
考
(
かんが
)
へたが、なかなか
何
(
ど
)
うして。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
平岡は始めてそれを聞いた時には、本当にしなかつた。
脳
(
のう
)
の
加減
(
かげん
)
が
悪
(
わる
)
いのだらうと思つて、
好
(
よ
)
し/\と
気休
(
きやす
)
めを云つて慰めてゐた。
三日目
(
みつかめ
)
にも同じ願が繰り返された。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうことばの
穂
(
ほ
)
にでたときにも、自分は
調子
(
ちょうし
)
にのって
気休
(
きやす
)
めをいうたこともあったのだ。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
自分は母のためにわざとこんな
気休
(
きやす
)
めを云ってごまかそうとした。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
気休
(
きやす
)
めに
膏薬
(
かうやく
)
を
張
(
は
)
つて
置
(
お
)
く。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
休
常用漢字
小1
部首:⼈
6画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高