“天守閣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんしゅかく83.3%
てんしゆかく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ときに、これは蘭丸の献策じゃが、このたびの築城には、その構造の中心を、天守閣てんしゅかくにおこうと思う。——天守閣を築く是非はどうじゃ」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、そのまんなかには、天守閣てんしゅかくこそありませんが、全体に厚い白壁造りの、窓の小さい、まるで土蔵をいくつもよせあつめたような、大きな建物が建っています。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
日本にほん往時わうじ高層建築かうそうけんちくはおほくなかつた。たゞたふには十三ぢうまであり、城堡ぜうほうには七ぢう天守閣てんしゆかくまであり、宮室きうしつには三層閣さうかくれいがあるが、一ぱんには單層たんそう標準へうじゆんとする。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)