“てんしゅかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天守閣50.0%
天主閣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日——安土城下から立って行った秀吉の軍容ぐんようは、実に威風堂々たるものだった。信長はそれを天守閣てんしゅかくからえっして
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屋根のつくりにも、何かしら天守閣てんしゅかくを思い出させるようなところがある、高い土塀も見えて来た。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
だから私はよく早寝をした。が、床にはいっても容易に眠くはならなかった。雨戸の外では夜鳥よどりの声が、遠近えんきんを定めず私を驚かした。その声はこの住居すまいの上にある天主閣てんしゅかくを心に描かせた。
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
天主閣てんしゅかく
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)