トップ
>
天主閣
>
てんしゅかく
ふりがな文庫
“
天主閣
(
てんしゅかく
)” の例文
風を
除
(
よ
)
けて、湖の岐入の方へ流れ入ると、出崎の城の
天主閣
(
てんしゅかく
)
が
松林
(
まつばやし
)
の蔭から覗き出した。秀江の村の網手の影が眼界に
浮
(
うか
)
び上って来たのである。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
城は
本丸
(
ほんまる
)
、二ノ丸、三ノ丸にわかれ、
中央
(
ちゅうおう
)
に八
層
(
そう
)
の
天主閣
(
てんしゅかく
)
が
聳
(
そび
)
えていた、二
重
(
じゅう
)
以下
(
いか
)
は
惣塗
(
そうぬ
)
りごめ、五
重
(
じゅう
)
には
廻廊
(
かいろう
)
をめぐらし、
勾欄
(
こうらん
)
には
鳳龍
(
ほうりゅう
)
の
彫琢
(
ちょうたく
)
、千
畳
(
じょう
)
じきには
七宝
(
しっぽう
)
の
柱
(
はしら
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから私はよく早寝をした。が、床にはいっても容易に眠くはならなかった。雨戸の外では
夜鳥
(
よどり
)
の声が、
遠近
(
えんきん
)
を定めず私を驚かした。その声はこの
住居
(
すまい
)
の上にある
天主閣
(
てんしゅかく
)
を心に描かせた。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
天主閣
(
てんしゅかく
)
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
天主閣
(
てんしゅかく
)
を見上げながらスタスタと急いでいます。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
閣
常用漢字
小6
部首:⾨
14画
“天主”で始まる語句
天主
天主教
天主教徒
天主堂
天主様
天主教会
天主初成世界
天主怒而貶入地獄