“柳里恭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうりきょう75.0%
りうりきよう16.7%
りうりきやう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのころよく赤城下あかぎした骨董店こっとうてんをひやかして、「三円の柳里恭りゅうりきょう」などを物色して来ては自分を誘ってもう一ぺん見に行かれたりした。
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
柳里恭りうりきようといへば、聞えた遊び好きのね者ですが、この人は京都から大阪へ遊びに来るのに、いつも夜船よぶねに乗つて淀川を下つて来ました。そして帰りにもきつと夜船を選ぶことにきめてゐました。
柳里恭りうりきやうの「郭子儀くわくしぎ」の對幅が、いつのころかわたくしの生家うちにあつた。もとより柳里恭の眞筆ではない。ほんものならば、その頃でも萬といふ級の取引であつたらう。
「郭子儀」異変 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)