“うやうやし”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮はやうやうおもてを向けて、さてしとやかに起ちて、うやうやしく礼するを、唯継は世にも嬉しげなる目して受けながら、なほ飽くまでもおごたかぶるを忘れざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
玄機はえりを正してうやうやしく温を迎えた。初め妓等に接するが如き態度を以て接しようとした温は、覚えずかたちを改めた。さて語を交えて見て、温は直に玄機が尋常の女でないことを知った。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
貫一は屋敷風のうやうやしき礼をして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)