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扉
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ドアー
ふりがな文庫
“
扉
(
ドアー
)” の例文
しかし
晩餐
(
ばんさん
)
を済ました
後
(
あと
)
で、自分の席へ帰ろうとするとき、誰でもやる通り、二階と一階の
扉
(
ドアー
)
を間違えて、私から笑われた。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
親しい間とて案内も乞わずにすぐ彼の書斎兼応接室の
扉
(
ドアー
)
を叩いて中へ入ると、机に向って何か考えて居たらしい彼は入口へ首を
捻
(
ね
)
じ向けながら
真珠塔の秘密
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
丁
(
ちやう
)
ど先頭の第一人が、三段を
一足飛
(
いツそくとび
)
に躍上ツて、入口の
扉
(
ドアー
)
に手を掛けた時であツた。扉を反對の
裡
(
うち
)
からぎいと
啓
(
あ
)
けて、のツそり入口に突ツ立ツた
老爺
(
おやぢ
)
。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
彼処には簇立せるシユロランの高き幹黒く、硝子窓にカーテン薄汚なく、入口の
扉
(
ドアー
)
は半ば斜に開きたり。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その時心にさす影が不安な感触を与えない時、私はそのまま
扉
(
ドアー
)
を押して中に入るのである。
蠱惑
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
▼ もっと見る
「では
扉
(
ドアー
)
越しに云ふわ——。グリツプが——ね。」
鸚鵡のゐる部屋
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
役所や会社へ勤める人の
便宜
(
べんぎ
)
を計るため、四時から八時までの規定になっているので、お延は比較的閑静な
扉
(
ドアー
)
を開けて内へ入る事ができたのである。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
餘
(
あまり
)
の事と學生は振返ツた……其の
鼻
(
はな
)
ツ
頭
(
つら
)
へ、風を
煽
(
あふ
)
ツて、
扉
(
ドアー
)
がパタンと
閉
(
しま
)
る……響は高く其處らへ響渡ツた。學生は唇を噛み
拳
(
こぶし
)
を握ツて口惜しがツたが
爲方
(
しかた
)
が無い。
悄々
(
しを/\
)
と仲間の後を追ツた。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
“扉”の意味
《名詞》
(とびら)片方を蝶つがいなどで固定して、それを軸に回転させることにより開け閉めを行う戸。
(出典:Wiktionary)
“扉”の解説
扉(とびら、en: door、ドア)とは、建物や部屋などの入口などにつけられ、開口部を閉じたり、外部と遮断する機能をもつ部分。
(出典:Wikipedia)
扉
常用漢字
中学
部首:⼾
12画
“扉”を含む語句
硝子扉
扉口
大扉
鎧扉
鉄扉
門扉
開扉
車扉
土扉
両扉
石扉
格子扉
二重扉
小扉
閉扉
玻璃扉
片扉
樫扉
諸扉
御扉
...