“とぼそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トボソ
語句割合
68.2%
27.3%
4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝しずまった町はひそやかで、両側の家々はとぼそしとみも、門も窓もとざしてしまって、火影ほかげ一筋洩らしていなかった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
とぼそがまるで、おしちぎられでもするかと思うほど、音に力のこもって来た時、ちょうど、鶏が鳴いた。其きりぴったり、戸にあたる者もなくなった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
時ぞともなくくらうなるいのちとぼそ、——
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)