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枢
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とぼそ
ふりがな文庫
“
枢
(
とぼそ
)” の例文
旧字:
樞
さすがに、彼女がここの雑仕女から玉の
枢
(
とぼそ
)
へ入って、六条の義朝に愛されていた盛りには、
嫉
(
ねた
)
みそねみの陰口に暮していた院の
朋輩
(
ほうばい
)
たちも
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枢
(
とぼそ
)
がまるで、おしちぎられでもするかと思うほど、音に力のこもって来た時、ちょうど、鶏が鳴いた。其きりぴったり、戸にあたる者もなくなった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
枢
(
とぼそ
)
落ちては月
常住
(
じやうぢゆう
)
の
灯
(
ともしび
)
を
挑
(
かか
)
ぐ——と、云ふところを書くところが、書いてありました。
一人の無名作家
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて
龕
(
おづし
)
の前に近よつた。太い格子戸の戸が左右から引かれて、太鼓錠が
枢
(
とぼそ
)
の真中に下つて居る。彼は手さぐりに
戸前
(
とまへ
)
の処を撫でて見た。冷たい鉄の錠がひやりと彼の指先にさはつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
戸をさして
枢
(
とぼそ
)
の内や
羽子
(
はね
)
の音
毛紈
(
もうがん
)
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
▼ もっと見る
枢
(
とぼそ
)
は砂を
噛
(
か
)
んで
軋
(
きし
)
った。
あめんちあ
(新字新仮名)
/
富ノ沢麟太郎
(著)
枢
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“枢”を含む語句
枢機
中枢
枢要
霊枢
脳中枢
枢密院
枢戸
枢軸国側
枢要部
引枢
軸枢
徳枢
玉枢宝経
独伊枢軸側
戸枢
枢軸国
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枢密
最枢要
本迹枢要
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