“脳中枢”の読み方と例文
読み方割合
のうちゅうすう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脳中枢のうちゅうすうの破壊で顔の皮は引ッつれている。金槌かなづちでたたいても開きそうもなく歯は歯を咬んでいるのだった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこを圧迫すると、指がなくても、あるような感覚を、脳中枢のうちゅうすうに伝えることができるからだ。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
出鼻に先頭の一人が、敵の大太刀の一さつに、無造作な死を目前に遂げたのを見ると、あと六名の者は、途端に脳中枢のうちゅうすうの正確を欠いて、行動の統一を全然うしなってしまった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)