“中枢”のいろいろな読み方と例文
旧字:中樞
読み方割合
ちゅうすう93.3%
ちうすう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩年近く、全く時代の中枢ちゅうすうを離れ、寂寥せきりょうの日々を送られたという帝は、畢竟ひっきょう生涯を大伽藍のために燃焼しつくし給うたのであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
こういう機密な中枢ちゅうすう部としては、大坂表よりも、坂本のほうが地理的にも時間的にも便であり、使者の往来も、人目立たず、四道八通の利があった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自身の体の無意識なゆらぎを、さう感じたり、又は病的な中枢ちうすう神経から来る軽い眩暈のやうな種類のものに過ぎないのだらうと思はれたが
余震の一夜 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)