“中樞”のいろいろな読み方と例文
新字:中枢
読み方割合
ちゆうすう50.0%
ツエントルム50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほら、解ツてゐるじやないか。此うさ、それ、此う———」と神經中樞ちゆうすうを刺戟して、少しづつ考をおし出して呉れるやうに思はれる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
さうして彼等の自信と並行して昂進するものは、第三者の眼に映ずる空虚と滑稽との印象である。彼等の住む國は「自己」の末梢ペリフエールである。中樞ツエントルムは末梢の病的成長につれて萎縮の度を加へる。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)