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扉
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ドーア
ふりがな文庫
“
扉
(
ドーア
)” の例文
片手で
扉
(
ドーア
)
をしめる拍子に、持って居たコーヒー道具の盆は、ツルリと手の上を滑って、廊下の板敷の上へ、アッと思う間もなく、
微塵
(
みじん
)
にこわれてしまいました。
判官三郎の正体
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼は、畫室を出ることを定めて了つて、入口の
扉
(
ドーア
)
に手まで掛けたが、さて其の手を引つ込めて
躊躇
(
ためら
)
つた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
左舷
(
さげん
)
の
當番
(
たうばん
)
水夫
(
すゐふ
)
は
鬼
(
おに
)
か
蛇
(
じや
)
か、
知
(
し
)
つて
知
(
し
)
らぬ
顏
(
かほ
)
の
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
は
分
(
わか
)
らぬが、
今
(
いま
)
は
瞬間
(
しゆんかん
)
も
躊躇
(
ちうちよ
)
すべき
塲合
(
ばあい
)
でないと
考
(
かんが
)
へたので、
私
(
わたくし
)
は
一散
(
いつさん
)
に
走
(
はし
)
つて、
船橋
(
せんけう
)
の
下部
(
した
)
なる
船長室
(
せんちやうしつ
)
の
扉
(
ドーア
)
を
叩
(
たゝ
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
後ろの方から、洗練された美しい声、振り返って見ると、次の間に通ずる
扉
(
ドーア
)
を背にして、オパール色の洋服を着た、目の覚めるような美しい娘が立って居ります。
判官三郎の正体
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
船長閣下
(
せんちやうかくか
)
、
起
(
お
)
き
玉
(
たま
)
へ、
難破船
(
なんぱせん
)
がある!
難破船
(
なんぱせん
)
がある!』と
叫
(
さけ
)
ぶと、
此時
(
このとき
)
船長
(
せんちやう
)
は
既
(
すで
)
に
寢臺
(
ベツド
)
の
上
(
うへ
)
に
横
(
よこたは
)
つて
居
(
を
)
つたが、『
何
(
な
)
んですか。』とばかり
澁々
(
しぶ/\
)
起上
(
おきあが
)
つて
扉
(
ドーア
)
を
開
(
ひら
)
いた。
私
(
わたくし
)
はツト
進
(
すゝ
)
み
入
(
ゐ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
英子はクルリと振り返って、
扉
(
ドーア
)
を開けようとする女中を呼止めました。
判官三郎の正体
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“扉”の意味
《名詞》
(とびら)片方を蝶つがいなどで固定して、それを軸に回転させることにより開け閉めを行う戸。
(出典:Wiktionary)
“扉”の解説
扉(とびら、en: door、ドア)とは、建物や部屋などの入口などにつけられ、開口部を閉じたり、外部と遮断する機能をもつ部分。
(出典:Wikipedia)
扉
常用漢字
中学
部首:⼾
12画
“扉”を含む語句
硝子扉
扉口
大扉
鎧扉
鉄扉
門扉
開扉
車扉
土扉
両扉
石扉
格子扉
二重扉
小扉
閉扉
玻璃扉
片扉
樫扉
諸扉
御扉
...