“船長室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんちやうしつ50.0%
ケビン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
當番たうばん水夫すゐふ! なに茫然ぼんやりしてるかツ※』とさけんだまゝ、わたくしひるがへして船長室せんちやうしつかたはしつた。
左舷さげん當番たうばん水夫すゐふおにじやか、つてらぬかほそのこゝろわからぬが、いま瞬間しゆんかん躊躇ちうちよすべき塲合ばあいでないとかんがへたので、わたくし一散いつさんはしつて、船橋せんけう下部したなる船長室せんちやうしつドーアたゝいた。
「これを船長室ケビンへ持ってて蒸留水で入れちくれい。地獄の親方と一所に飲むけにナ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)