“格子戸外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうしどそと50.0%
こうしどそと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門口かどぐちやなぎのある新しい二階からは三味線しやみせんきこえて、水に添ふ低い小家こいへ格子戸外かうしどそとには裸体はだか亭主ていしゆすゞみに出はじめた。長吉ちやうきちはもう来る時分じぶんであらうと思つて一心いつしんに橋むかうをながめた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
門口かどぐちに柳のある新しい二階家からは三味線が聞えて、水に添う低い小家こいえ格子戸外こうしどそとには裸体はだかの亭主が涼みに出はじめた。長吉はもう来る時分であろうと思って一心いっしんに橋向うを眺めた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)