海水みず)” の例文
海水みずが高いと案じ油断はしていなかったが、うとうと眠った夜中にチョロチョロと耳近く水の音をきいた。戸外そと暴風雨あらしにはまぎれぬ音なのですぐに目が覚めた。
このあお海水みずの中へひたったら体も、碧く解けてしまやあしないだろうか——
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)