“すすみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
進行33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下等士族はすなわしからず。役前やくまえほか、馬に乗る者とては一人ひとりもなく、内職のかたわらに少しく武芸ぶげいつとめ、文学は四書五経ししょごきょう、なおすすみ蒙求もうぎゅう左伝さでんの一、二巻に終る者多し。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
向上の道におすすみなさい。お命のある限、あなたはそれを力に
なおすすみて、天文地質の論を聞けば、大空たいくう茫々ぼうぼう日月じつげつ星辰の運転に定則あるを知るべし。地皮の層々、幾千万年の天工に成りて、その物質の位置に順序のみだれざるを知るべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すすみなさいまし。
一日ひとひ一日と限りなき喜悦よろこびに満ちた世界に近づいて行くのだと、未来を待った少年の若々しい心も、時の進行すすみにつれていつかしら、何気なく過ぎて来た帰らぬ昨日きのう
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)