“五六歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつあしむあし50.0%
ごろつぽ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は急に牀几を離れて五六歩いつあしむあし進行すすみゆきしが、彼方あなたよりも見付けて、逸早いちはやく呼びぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もう何事なにごとおもひますまいおもひますまいとて頭巾づきんうへからみゝおさへていそあし五六歩ごろつぽかけいだせば、むね動悸どうきのいつしかえて、心靜こゝろしづかにえていろなきくちびるにはひやゝかなるみさへうかかびぬ。
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)