“心靜”のいろいろな読み方と例文
新字:心静
読み方割合
こゝろしづ66.7%
こゝろしづか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞夫婦は増々ます/\よろこ心靜こゝろしづかに逗留とうりういたしけるうち早くも十日程立疵口もやゝ平癒へいゆして身體も大丈夫になりければ最早江戸表へ出立せんと申に亭主八五郎は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もう何事なにごとおもひますまいおもひますまいとて頭巾づきんうへからみゝおさへていそあし五六歩ごろつぽかけいだせば、むね動悸どうきのいつしかえて、心靜こゝろしづかにえていろなきくちびるにはひやゝかなるみさへうかかびぬ。
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
聞きあらぬていに其所を立出兵庫屋迄行きしが急病と僞り先松葉屋へ立歸りて心靜こゝろしづか身拵みごしらへなしそつと歌浦が座敷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心靜こゝろしづかまくらにはいたが、民子たみこうしてねむられよう、ひる疲勞つかれおぼゆるにつけても、おもらるゝのちたび
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)