“心静”のいろいろな読み方と例文
旧字:心靜
読み方割合
こころしず50.0%
こころしずか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良人(おっと)もなければ、家(いえ)もなく、又(また)跡(あと)をつぐべき子供(こども)とてもない、よくよくの独(ひと)り身(み)、兎(と)も角(かく)も鎌倉(かまくら)へ戻(もど)って、心静(こころしず)かに余生(よせい)を送(おく)るのがよいと思(おも)うが……。
しかし、私(わたくし)の方(ほう)でも近頃(ちかごろ)はいくらかこちらの世界(せかい)の生活(せいかつ)に慣(な)れてまいりましたので、格別(かくべつ)驚(おどろ)きも、怪(あや)しみもせず、ただ母(はは)の紀念(かたみ)の守刀(まもりがたな)を身(み)につけた丈(だけ)で、心静(こころしず)かに坐(ざ)を起(た)ちました。
高慢な心の角(つの)を折り、騒がしい気の遽(あわ)たゞしさを抑(おさ)えて、心静(こころしずか)に儞の声低く語る教訓を聴かねばならぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)