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心静
読み方 | 割合 |
こころしず | 50.0% |
こころしずか | 50.0% |
良人もなければ、
家もなく、
又跡をつぐべき
子供とてもない、よくよくの
独り
身、
兎も
角も
鎌倉へ
戻って、
心静かに
余生を
送るのがよいと
思うが……。
しかし、
私の
方でも
近頃はいくらかこちらの
世界の
生活に
慣れてまいりましたので、
格別驚きも、
怪しみもせず、ただ
母の
紀念の
守刀を
身につけた
丈で、
心静かに
坐を
起ちました。
高慢な心の
角を折り、騒がしい気の
遽たゞしさを
抑えて、
心静に儞の声低く語る教訓を聴かねばならぬ。