心静こころしず)” の例文
旧字:心靜
良人おっともなければ、いえもなく、またあとをつぐべき子供こどもとてもない、よくよくのひとかく鎌倉かまくらもどって、心静こころしずかに余生よせいおくるのがよいとおもうが……。
しかし、わたくしほうでも近頃ちかごろはいくらかこちらの世界せかい生活せいかつれてまいりましたので、格別かくべつおどろきも、あやしみもせず、ただはは紀念かたみ守刀まもりがたなにつけただけで、心静こころしずかにちました。