“藁蒲団”の読み方と例文
読み方割合
わらぶとん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清江は稲刈からちょっと帰って来るとその暇を見て、自分の長男の嫁の新しい藁蒲団わらぶとんを作りかえてやっている。実に手早い。
あけた窓、しめた窓、暖炉のすみ、肱掛椅子ひじかけいす普通なみの椅子、床几しょうぎ、腰掛け、羽蒲団はねぶとん、綿蒲団、藁蒲団わらぶとん、何にでもきまった金をかけておくことだ。
その日蔽いの下にあたる舗石の上に、白い藁蒲団わらぶとんが敷いてあった。そしてその上に、やはり真白な毛布にくるまった一人の若い紳士が横たわっていたのである。